令和4年度

第57回卒業式並びに第25回修了式を挙行しました

本校では、令和5年3月17日(金)に佐世保工業高等専門学校第57回卒業式並びに第25回修了式を本校第一体育館において挙行し、本科卒業生155名と専攻科修了生23名が本校を卒業・修了し、人生の新たなスタートを切りました。

今回は、新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、時間を短縮して行いました。保護者は2名に限り式場にご入場いただき、来場出来なかったご家族にYouTubeによりライブ中継を行いました。

式では、中島校長から、卒業生の各学科代表に卒業証書及びJABEE前期課程修了証を、修了生代表に修了証書、JABEE修了証及び学位記を手渡しました。
引き続き、中島校長から告辞があり、卒業生を代表して電子制御工学科の下条響希さんが、また修了生を代表して、モンゴルからの留学生で機械工学系のバトトゥムル・ダンザンさんが答辞を述べました。

ピロティには多くの祝電のほか、卒業生・修了生の学会賞、成績優秀賞、課外活動賞、皆勤賞等の各褒賞を掲示し、保護者の皆様にお知らせしました。卒業式・修了式のYouTube動画は、3月末まで限定公開しております。

会場の様子
卒業証書授与(機械工学科) 卒業証書授与(電気電子工学科)
卒業証書授与(電子制御工学科) 卒業証書授与(物質工学科)
修了証書授与(専攻科) 校長告辞
卒業生答辞 修了生答辞

令和4年度

「九十九島水族館海きらら」で出前授業を行いました

令和5年2月26日(日)、九十九島水族館海きららの九十九島工房で出前授業を行いました。

今回のものづくりのテーマは「オーシャンドラムづくり」。
オーシャンドラムとは、太鼓のような形状の中に砂などが入っている楽器で、ゆっくり傾けると中の砂が流れて波のような音を奏でます。

オーシャンドラムの枠に使ったのは段ボールで、本校のレーザー加工機で切り抜いて製作しました。
背景には、海きららの大水槽やイルカの写真を使い、飾っても楽しめるようにしました。

枠とプラ板を貼り合わせる作業が大変難しかったようですが、本校の学生スタッフや九十九島工房の皆さんがお手伝いをして完成させることができました。

できあがったオーシャンドラムからは素敵な波の音が聞こえてきて、皆さんとても嬉しそうでした。

 

日 時 令和5年2月26日(日)11時00分~15時00分
参加者 幼児~小学生 14名
場 所 九十九島水族館海きらら あまもば
内 容 オーシャンドラムづくり
担 当 技術室 久保川 洋幸
技術室 藤井 奈穂子

 

令和4年度

本校電子制御工学科3年生が高校生ものづくり川柳コンテストで銀賞を受賞しました

日本工学院が主催する第10回ものづくり川柳コンテストにて、「ものづくり × SDGs (Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)」をテーマにした川柳応募総数4,906句から、山口さんの詠んだ「作る今 捨てる未来を 考慮する」が銀賞に選ばれました。

 

大会名 : 第10回 高校生ものづくり川柳コンテスト

受賞名 : 銀賞

受賞者 : 電子制御工学科 3年 山口 寛太

指導教員 : 大坪 舞 准教授

受賞川柳 : 作る今 捨てる未来を 考慮する

審査員コメント :

今作るものはやがて捨てられますが、やみくもに捨てることは公害の原因となります。今作るものには、その製品の生産構想から、使用され廃棄後の処理までの、「製品のライフサイクル」全体を考える必要があるということを、上手に川柳の形でまとめたことに敬服します。

受賞者コメント :

この度は銀賞をいただき、誠にありがとうございます。
ものづくりとSDGsという密接な関係にある2つの言葉をいかにして17音に落とし込むか何度も試行錯誤を重ねたことを覚えております。
今回のコンテストを通してものづくりの在り方や今後の社会について考え、表現する機会を得ることができました。
将来、ものづくりに携わる身として、今回の受賞を励みに、より良い社会、未来のために貢献していきたいと思います。

 

令和4年度

長崎県警より感謝状をいただきました

本校が実施している「学生によるサイバーセキュリティボランティア活動」が評価され、長崎県警察本部より感謝状をいただきました。

本活動は、長崎県警から正式な委嘱状を受けた学生が講師となり、県内の小中高校などでサイバーセキュリティに関する講義やデモンストレーションを実施しています。
平成29年2月から令和5年3月までの期間に延べ177名の学生が参加し、22件の講演を行いました。
講演先の依頼に合わせて学生が講義内容を検討し、作成した説明スライドで分かりやすく講演します。また、寸劇の企画・実演や漫画作成、デモンストレーション用のアプリ開発も行い、講演に使用する場合もあります。

今後もサイバーセキュリティ意識の向上と児童被害防止に貢献できるよう努めて参ります。
 

令和4年度

沖新通信第102号を掲載しました

沖新通信第102号を発行いたしました。
本号から、学内に配布すると同時に、一部をWeb公開することとなりました。
詳細は こちら をご覧ください。

 

令和4年度

本校教員のAI研究成果を活用した製品「砥面観察装置 GRIDE EYE」が、GTJ2023で公開され、同時に発売を開始されました

本校電子制御工学科 川下智幸教授、坂口彰浩教授が、これまでに取り組んできた砥石作業面のAI解析研究が、株式会社ナガセインテグレックスから製品名「砥面観察装置 GRIDE EYE」として、幕張メッセで開催(3/8(水)~3/10(金)、来場者4,785名(主催者発表))されたGrinding Technology Japan 2023(GTJ2023)において公開され、同時に発売を開始されました。なお、本製品は、世界的に見ても初めてとなる計測システムで、3日間開催期間では、非常に多くの来場者から引き合いをいただきました。
また、併せて開催されました2023年度 先進テクノフェア(ATF2023)(主催:公益社団法人砥粒加工学会)にて、研究テーマ「ディープラーニングを用いたワイヤ工具表面の機上計測」についての研究発表も行いました。

 

令和4年度

「ARITAでリケフェス」で出前授業を行いました

令和5年3月5日(日)、歴史と文化の森公園 炎の博記念堂にて『ARITAでリケフェス』(※1)が開催され、実験体験会で「知ろう!作ろう!FMラジオ♪」の出前授業を行いました。

電気電子工学科 柳生義人准教授と技術室 白石博伸技術職員が講師を務め、補助学生として電気電子工学科4年生4名と2年生2名が参加しました。佐世保高専の学校紹介やラジオについて説明を行った後、FMラジオ作りを体験してもらいました。
参加者の皆さんは、はんだごての使い方にも次第に慣れてきて、小さな電子部品でも上手に回路基板にはんだづけができるようになりました。完成したオリジナルFMラジオのイヤホンから放送が聞こえた瞬間、「あっ、聞こえる!」「通販番組やってる!」などの歓声があがり、参加者の皆さんの笑顔が印象的でした。

また、女子中学生やその保護者の方からは、高専での学校生活、専門教育、クラブ活動や寮のこと等について質問があり、女子高専生が自分の経験談を交えながらガールズトークを行う様子も見られました(※2)。アンケートでは、高専のことが知れて良かった、ラジオのしくみを知れた等のコメントがあり、喜んでいただけました。
 

本出前授業の様子は、佐賀新聞に掲載されました。

https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1000192
(佐賀新聞電子版 2023年3月6日掲載)

 
※1 国立研究開発法人科学技術振興機構 令和4年度「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」採択「継続・育成型STEAMガールズ in SAGA・SASEBO」(実施機関:佐賀大学、連携機関:佐世保高専、長崎国際大学、西九州大学)の一環として行われました。

※2 佐世保高専は、国立高等専門学校機構「令和4年度特別教育研究経費 理工系人材の早期発掘とダイバーシティ型STEAM教育強化」に採択され、地域ぐるみのSTEAM教育を推進しています。

令和4年度

警察庁によるトップガン講習会を開催しました

令和5年3月2日(木)に警察庁情報技術解析課員による「トップガン講習会」をオンラインで開催しました。
本講習会は、サイバー犯罪に対して最前線で対応されている方々の視点で、講習やハンズオンを実施していただき、サイバーセキュリティトップガン人材の育成へ繋ぐことを目的としています。
講習会開催に伴い、ご協力いただいた全ての皆さまに厚くお礼申し上げます。

 

令和4年度

「地元企業見学会」を開催しました

令和5年2月20日(月)に、佐世保工業会主催による「地元企業見学会」を3年ぶりに開催しました。1年生~4年生18名が参加し、株式会社CVTEC九州様(長崎県佐世保市)、株式会社九州テン様(長崎県佐世保市)を訪問させていただきました。

株式会社CVTEC九州様では、企業の概要について説明を受けた後、実際に工場内にて、自動車用無段変速機(CVT)の金属ベルトの製造工程を見学させていただきました。
株式会社九州テン様では、企業の概要について説明を受けた後、実際に工場内にて、無線関連装置、基盤実装等様々な製品製造工程や回路設計等ハードウェア開発、ソフトウェア開発の現場を見学させていただきました。

普段見ることのできない、高品質を維持したプロセスや設備を拝見し、学生も真剣な様子で説明を受けておりました。参加した学生からは「HPだけでは分からない実際の姿が見れてとても参考になった。」「将来について考える良い機会になった。」などの声が聞かれました。

 

株式会社CVTEC九州にて 株式会社CVTEC九州にて
集合写真(株式会社CVTEC九州) 株式会社九州テンにて
株式会社九州テンにて 集合写真(株式会社九州テン)

令和4年度

本校学生が「長崎海洋大使」として海洋再生可能エネルギー先進地調査 デンマーク に派遣されます

電子制御工学科4年生 宮﨑 結さんが、「長崎海洋大使」として、海洋再生可能エネルギー分野の先進地であるデンマークに令和5年2月25日(土)から3月5日(日)まで派遣されます。

現地では、デンマーク工科大 RISOキャンパスの洋上風車研究施設や海洋発電施設等の再生可能エネルギー企業を訪問し、関係者との交流を通じて、グローバルな視点を培うほか、海洋再生可能エネルギーの現状とこれからの課題を学びます。

令和4年度 長崎海洋大使には、長崎大学、長崎総合科学大学、佐世保工業高等専門学校の学生3名が任命されました。長崎海洋大使は、海洋再生可能エネルギー分野のより一層の発展のために、先進地派遣などを通じて、長崎県で実施されている海洋再生可能エネルギー関連プロジェクトの意義を再認識し、海洋関連分野への関心を更に高めるとともに、自身の体験を広く伝える活動をしています。

本派遣は、日本財団の助成事業「海と日本PROJECT」の一環として、NPO長崎海洋産業クラスター形成推進協議会が実施するものです。