高専女子Life
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男子学生のイメージが強い高専ですが、女子も男子と一緒に授業や実験・実習を通して、ものづくり技術者になるための勉強をしています。
そして、勉強だけじゃなくて、高専女子は楽しい学生生活を満喫していますよ。
高専女子を目指す皆さん、女子学生の様子を覗いてみませんか?
高専女子Life
理系女子セミナー「Music Boxを作ろう」を開催しました
本校は、佐賀大学が実施している「継続・育成型 STEAMガールズ in SAGA・SASEBO」に連携機関として参画しています。西九州地域の女子中高生やその保護者に学びの機会を提供し、“リケジョ”の育成を推進していくプログラムです。
その一環として、令和5年3月25日(土)に、佐世保市男女共同参画推進センター スピカ との共催で、理系女子セミナー「Music Boxを作ろう」を開催しました。
電子制御工学科 坂口彰浩教授が講師を務め、補助学生として電子制御工学科4年生6名が参加しました。佐世保高専の学校紹介を行った後、Music Box(オルゴール)作りを体験してもらいました。簡単な回路を作成し、マイコン(小さなコンピュータ)をプログラムで動かすことで、音楽を再生させることができます。プログラミングに苦戦する様子も見られましたが、参加生徒・保護者も興味津々で取り組んでいました。
参加した生徒からは、「もっとプログラミングを学んでみたいと思った。」「プログラミングは何をするのか、回路はどうやって組むのかなどが体験して分かったので、ものすごく良かった。」などの感想をいただきました。また、保護者の方からは、「子供が色々と興味を持ったようなので、また、こういう機会があれば参加したいです。」「初めてプログラミングを体験しました。とても難しかったけど、学生のみなさんが大変親切に教えてくださり、完成することができました。」などの感想をいただきました。
坂口教授 | 電子制御工学科4年生 |
回路作りの様子 | 回路作りの様子 |
プログラミングの様子 | Music Box(オルゴール) |
修了証手渡しの様子 |
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「【リケジョ×ワタシノ#】夢を叶える佐世保高専のリケジョ」動画 が完成しました!
佐世保高専の4学科から学生、教員、OGが出演するリケジョ動画(※)が完成しました。
「高専を知ったきっかけは?」、「どんなことを勉強・研究しているの?」 、「プライベートでは何をしているの?」、「将来の夢は何だろう?」、高専の先輩リケジョがオン(勉強・研究)とオフ(趣味・課外活動)について紹介しています。ぜひご覧ください!
※ 国立研究開発法人科学技術振興機構 令和4年度「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」に佐賀大学の「継続・育成型STEAMガールズ in SAGA・SASEBO」が採択され、佐世保高専は西九州大学、長崎国際大学と共に連携機関として参画し、西九州地域の女子中高生が理系分野に対する興味や関心を高めて、理系分野への進路選択を支援する取組みを行います。その一環としてリケジョ動画の作成を行いました。
2022年6月30日、長崎国際大学で4機関の女性教員による記者会見の様子(右端が電気電子工学科 大島准教授) |
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「今知りたい!理系進学で広がる未来 リケフェス2022」が開催されました
本校は、佐賀大学が実施している「継続・育成型 STEAMガールズ in SAGA・SASEBO」に西九州大学、長崎国際大学と共に連携機関として参画しています。西九州地域の女子中高生やその保護者に学びの機会を提供し、“リケジョ”の育成を推進していくプログラムです。
その一環として、令和4年11月13日(日)に佐賀大学にて、4機関合同による「今知りたい!理系進学で広がる未来 リケフェス2022」が開催されました。西九州地域より合計120名もの女子中高生とその保護者が参加しました。
イベントでは、NPO法人Waffleの田中沙弥果代表による講演のほか、トークセッションや実験体験会が行われました。
トークセッションでは、本校から電気電子工学科5年中村夏萌さんが登壇し、自分の進路選択の経験や学校生活、本校の魅力、将来のビジョンについて話しました。
また、実験体験会では、電気電子工学科 大島多美子准教授が講師を務め、補助学生として、電気電子工学科4年生2名、5年生1名、物質工学科5年生1名が参加しました。「今、半導体がアツい!ものづくりで半導体の基礎を学ぼう」をテーマに、半導体について説明を行った後、明かりに反応する不思議なミニランプシェード作りを体験してもらいました。回路作りに苦戦する様子も見られましたが、初めての体験に参加女子中高生・保護者も興味津々で取り組んでいました。
本校の学生から直接話を聞いたり、実験に挑戦してもらうことで、女子中高生の進路選択のサポートや理系分野への学びを深めてもらうよい機会となりました。
トークセッションの様子(本校学生) | 学校別相談会の様子(右から2番目:本校学生) |
ミニランプシェード作りの様子(左:本校学生) | ミニランプシェード作りの様子(右:大島准教授) |
ミニランプシェードを光らせる様子 |
令和4年度
高専女子フォーラムの学生による発表動画を公開しました(終了しました)
令和4年3月25日(金)にオンラインで開催しました「2021年度高専女子フォーラムin九州・沖縄」の女子学生による発表動画を公開しました。
高専女子フォーラムは、高専の女子学生たちが自分たちの言葉で自分たちの姿を発信するイベントです。
各方面より「高専の女子学生の能力の高さを知ることができた」、「女子学生が高専で生き生きと過ごしている姿を見て感動した」と大変ご好評をいただいております。
発表動画では、九州・沖縄地区の高専女子学生が「高専の研究」や「女子学生の学生生活・課外活動」について紹介しておりますので、将来エンジニアや研究者を目指す方、高専に興味のある方は是非ご覧ください。
高専女子フォーラム 学生発表動画URL
https://archive.sasebo.ac.jp/forum_kosengirl2021/video/
【公開期間】2022年7月6日(水)~2022年10月5日(水)
※発表学生の承諾を得た動画のみ公開しております。
令和3年度
公開講座「【理系女子セミナー】オリジナルネームプレート&クリスマスツリー」を開催しました
公開講座「【理系女子セミナー】もうすぐChristmas♪『オリジナルネームプレート』と『クリスマスツリー』を作ろう!」
【開催日時】令和3年12月19日(日)10:00~12:30
公開講座「理系女子セミナー」(後援:佐世保市男女共同参画推進センター「スピカ」)を開催しました。
小学校4年生~中学生の女子児童生徒13名にご参加いただき、3Dプリンタによるオリジナルネームプレート作りとLEDミニクリスマスツリー作りをしました。
ネームプレートは、3DCADソフトを用いてデザインや大きさの調整を行い、そのデータを3Dプリンタで出力して作ります。クリスマスツリーは、お湯で柔らかくなるプラスチック粘土をツリーの型に入れて固めている間にLEDを挿し配線して作ります。
アンケートでは「また参加してみたいですか?」という問いに、全員の方が「また参加したい」と回答して下さいました。また、次のようなコメントをいただきました。
・3Dプリンタを初めて使って、どういう動きをしてネームプレートができているのかを見れておもしろかった。(参加者)
・クリスマスツリーが上手に作れてうれしかった。(参加者)
・作業が行き詰まったときに、お兄さんお姉さん先生が手伝ってくれて無事、完成できたのでうれしかった。(参加者)
・自分の力で頑張って取り組んでいた。自分からわからないことを質問していたのでびっくりした。(保護者)
講師は、大島多美子准教授、日比野祐介助教、佐竹卓彦助教(電気電子工学科)、茂木貴之技術職員(技術室)が担当し、学生スタッフとして電気電子工学科2~4年生7名がサポートをしてくれました。
令和3年度
スピカ「理系女子セミナー」で出前授業を行いました
佐世保高専と佐世保市男女共同参画推進センター「スピカ」共催の理系女子セミナーで『プログラミングと動くいきものマスコット作り』を行いました。
プログラミングでは、マインドストームを用いてロボットカーがセンサーで障害物を避けて動くようようなプログラムを作りました。
動くいきものマスコット作りでは、振動モーターを用いた回路に、フエルト、モール、ポンポンボール等を用いて個性的なマスコットがたくさん出来上がりました。
アンケートでは「今日のセミナーはどうでしたか?」という質問に、85%の方から「たのしかった」という回答をいただき、お子様には楽しく参加していただけたと思います。
また、保護者の方からは
・子供も夢中になって取り組んでいました。何度も参加させていただいていますが、いつも先生方が優しくわかりやすく教えていただき本当にありがとうございます。
・親が子供に教えてあげられない内容なので、子供は新しい発見をしたような様子で興味を持っていました。
・佐世保高専の学生さん達が優しく教えて下さり、子供も嬉しく安心して参加することができたようでした。
・コロナ禍の中、全てに気配りがなされていてビックリしました。とても良い時間を過ごせました。
などの感想をいただきました。
日 時 | 令和3年8月7日(土)9時30分~12時00分 |
参加者 | 女子小学生20名、保護者 |
場 所 | 佐世保市男女共同参画推進センター「スピカ」 |
内 容 | 【テーマ①】プログラミングでロボットを走らせてみよう!! 【テーマ②】ブルブル動いて、かわいいよ!『動くいきものマスコット作り』 |
担 当 | 電気電子工学科 猪原武士 准教授、大島多美子 准教授 技術室 茂木貴之 技術職員 |
令和3年度
本校の取組みが第4回リカジョ育成賞「奨励賞」を受賞しました!
本校では、高専の専門性を活かして女子小中学生を対象としたプログラミングやモノづくりのワークショップを行いながら、工学に興味・関心を持ってもらい、理工系分野への進路選択に役立ててもらう活動として、佐世保市男女共同参画推進センター「スピカ」と連携しながら「理系女子セミナー」を開催しています。
本校の取組みが、この度、公益財団法人 日産財団(※)「第4回リカジョ育成賞」において「奨励賞」を受賞しました。(応募件数21件のうち、グランプリ候補が3件、奨励賞が7件)
【受賞テーマ】 | ALL佐世保高専で取組むキラキラ・カワイイ理系女子セミナー ~自然エネルギーからIoTまで~ |
本受賞に際し、ご協力いただいた学生スタッフの皆様に心より感謝申し上げます。
また本受賞を励みに、これからも「理系女子セミナー」を通して女子小中学生に工学やモノづくりの楽しさを伝える活動を推進し、地域社会に貢献して参ります。
※公益財団法人 日産財団 URL: https://www.nissan-zaidan.or.jp/
賞状と記念品 |
理系女子セミナーの様子 |
令和2年度
公開講座「【理系女子セミナー】オリジナルネームプレート」を開催しました
公開講座「【理系女子セミナー】もうすぐ冬休み♪『オリジナルネームプレート』を作ろう!!」
【開催日時】令和2年12月13日(日)10:00~12:30
本校電気電子工学科実験室において、女子小学生10名と女子中学生1名にご参加いただき、新型コロナウイルス対策を行ったうえで理系女子セミナー(※)を開催しました。
3DCADソフトで設計図の図面を作成後、3Dプリンタで打ち出し、最後は穴にチェーンを通してカラーペイントやチャームでデコレーションしながらオリジナルのネームプレート作りを行いました。
参加者は、3DCADの操作にもすぐに慣れて、3Dプリンタから自分の設計したものが出力される様子を覗き込む姿が見られました。また、アンケートでは参加者の9割が「満足できた」という回答でした。
本セミナーでは、電気電子工学科1年生の女子学生7名がスタッフとして参加し、実習のサポートやリケジョの先輩として参加者の質問に答えたり高専生活について話をしてくれました。将来のロールモデルである女子学生と交流することで、理工系分野を身近に感じてもらえたのではないかと思います。
講師:茂木貴之 技術職員・佐竹卓彦 技術職員(技術室)、大島多美子 准教授(電気電子工学科)
後援:佐世保市男女共同参画推進センター「スピカ」
※ | 女性の進学や就職が少ない理工系分野に、早い時期から興味関心を高めてもらい、進路選択の一つに考えてもらうため、佐世保高専では理系女子セミナーを開催しています。 |
3DCAD画面 | |
3Dプリンタの出力中 | カラーペイント |
女子学生による実習サポート | 女子学生と参加者の交流 |
令和元年度(平成31年度)
高専女子フォーラムに参加しポスター発表を行いました!
令和元年9月7日(土)に九州大学伊都キャンパスの椎木講堂大会議室において「高専女子フォーラムin九州・沖縄」(主催:鹿児島工業高等専門学校)が開催されました。高専女子フォーラムは、高専女子学生を対象としたキャリア教育を主たる目的としており、九州・沖縄地区では3年振りの開催となりました。
プログラムでは、まず、高専女子学生が、高専の専門教育の紹介、高専での研究紹介、女子学生の学生生活・課外活動紹介について発表を行いました。次に、企業関係者から、企業における女性エンジニアの活躍、男女共同参画の取り組みについて紹介いただきました。
(高専女子学生の発表28件、企業関係者の発表35件)
本校からは7名の女子学生が参加し、ポスター発表を行いました。
【高専の専門教育の紹介】 (機械工学科3年 冨田真陽さん) |
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【高専での研究紹介】 (専攻科2年 平山さくらさん、物質工学科5年 本城麻衣さん) |
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【女子学生の学生生活・課外活動紹介】 (機械工学科5年 草場春音さん、物質工学科4年 北野沙樹さん) |
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(物質工学科1年 堀 清楓さん、物質工学科1年 山口千尋さん) | |
また、サテライト企画として、九州大学理工系の学部、大学院より9名の女子学生さんにお集まりいただき、高専女子学生38名とのランチミーティングを行いました。
9テーブルに分かれてお弁当を食べながら、九州大学の女子学生さんより、プレゼンの方法やポスター作成の極意、研究室を選ぶ決めて、英語はスピーキングが大事!などの話がありました。また、各高専から参加した女子学生同士で、それぞれの高専についての違いや、高専あるある等で盛り上がっていました。
今回の高専女子フォーラムには高専機構の谷口理事長も参加されており、ランチミーティングで女子学生が楽しそうに話をする様子を見て、「明るさを大切に」「世界に目を向けて色々なことを学んで欲しい」「女性のリーダーになって欲しい」などの熱いメッセージをいただきました。
◆高専女子フォーラムに参加した感想
(平山さん)今回このフォーラムに参加させていただき、最も印象に残っているのは高専女子の何事にも前向きな姿勢です。ランチミーティングでは他高専の女子学生とすぐ打ち解けることができ、将来の夢や、興味を持っていること、してみたいこと等について熱く語り、フォーラムの最後には、お互い頑張ろう、と何回も言い合って、帰路につきました。前向きな気持ちを忘れず、残りの高専生活を過ごしていきたいと思います。
(草場さん)自分が今まで学生会で行ってきた活動について発表することで外部の方にさまざまな視点から評価していただくことができ、とても勉強になりました。学生会の仕組みについても興味を持っていただき、難しい部分に工夫をしているね!と企業の方から高く評価していただきました!また、企業の方々の発表を聞くことで自分が将来的にどうなりたいかなどを考えることもできる、とてもいい機会となりました!!
(本城さん)今回初めて高専女子フォーラムに参加させていただきました。この中でも最も印象に残っている事は他高専の学生のコミュニケーション能力の高さです。自分から積極的に交流する事は横の繋がりを作るきっかけになると思います。様々な方と交流できる機会は限られているので、こういった積極性がとても大事だと感じました。普段の学校生活では企業の方や大学院の方、他高専の学生と話す機会はないのでとても良い経験になりました。
(北野さん)今回、私はポスター発表で、佐世保高専学生会の活動について企業の方々に紹介しました。これまで、中学生向けに学生生活を説明することはありましたが、今回は企業の方に向けての発表だったのでどのような点を一番アピールすべきか、重点を置いて説明する事が難しかったです。また、学生会活動で学んだ事は社会人になってからも必要なスキルであることを実感し、学校に帰ってからもさらにモチベーションを高く持って学生会活動を行なっていこうと思いました。
(冨田さん)今回の高専女子フォーラムで私は他の高専女子の方や九州大学の女子学生の方と交流ができました。他の高専女子の取り組みを知ることができとても刺激を受け、苦手な発表も大島先生のサポートもあり少し克服することができました。参加できてよかったです。
(堀さん)私は高専女子フォーラムに参加してとても良い経験をすることができました。初めは、周りに1年生で参加する人がいなくて緊張したりしていたのですが一緒に参加した山口さんと企業の方にしっかり発表することができ、ランチミーティングで他高専の方とも仲良くなることができました。企業の方の発表もためになるものばかりで、自分の将来について考える材料になったと思います。これからもこの経験を生かしていきたいです。
(山口さん)九大に行ってみたい!という思いで参加したこのフォーラムでしたが、終わった後の達成感は私にそれ以上のものを与えてくれました。一年生での参加は珍しい、ということで最初は私たちに務まるのかととても不安でした。また、ポスター製作は思った以上に難しく、先輩方のを見るとどれも高いクオリティのものばかりで、試行錯誤しながら製作しました。頑張ったポスターを企業の方々が真剣に聞いてくださり、とても楽しく発表をすることができました。他の高専の先輩や九大生との交流もあり、有意義な時間を過ごすことができました。どれもこれも成功できたのは支えてくださった大島先生や、会場まで引率してくださった猪原先生のおかげでした。ありがとうございました。また、ぜひ参加したいです!
※高専女子フォーラムin九州・沖縄のパンフレットはこちらをご覧ください。