令和元年度(平成31年度)

公開講座「電気エネルギー」を実施しました

公開講座「電気って何ができるのだろう? 生活を豊かにする電気エネルギーについて学ぼう!!」

【開催日時】令和元年12月21日(土) 10:00~17:00

本校の電気電子工学実験室に於いて、小学5年生から中学3年生まで14名の方にご参加いただき、電気の発生から、電気を利用したプラズマ技術の基礎から最新応用について学ぶ、公開講座を実施しました。

身近な自然現象や技術として利用されている静電気やプラズマについて学び、実習では、小さなプラズマボールと分光器(光の色を分ける装置)を作製し、プラズマの光や、蛍光灯、太陽光に含まれる光について観測を行いました。また、プラズマを利用した最新の研究として、水や空気を綺麗にする技術について実際に実験を行い、その凄さを体験してもらいました。

参加者からは、
「意外と身近にあるプラズマを知れてよかった」
「電気の力で水や空気が綺麗になることがすごいと思った」
など、日頃触れることができない最新の技術を体験することができ、楽しみ満足された様子でした。

 

実施者:猪原武士 講師、柳生義人 准教授、大島多美子 准教授(電気電子工学科)、佐竹卓彦 技術職員(技術室)
補助学生:井上伶、田中葵(専攻科)、内野晟、髙原若葉、堤皓政、朝長翔太、古川雄介、道上竣介、吉居鞠(電気電子工学科5年)

 

なお、本講座は、日本学術振興会の「ひらめき☆ときめきサイエンス」事業の支援を受けて実施されました。
ひらめき☆ときめきサイエンスは、大学や研究機関で「科研費」(KAKENHI)により行われている最先端の研究成果に、小学5・6年生、中学生、高校生の皆さんが、直に見る、聞く、触れることで、科学のおもしろさを感じてもらう事業を支援するプログラムです。
 

身近な炎がプラズマ状態であることについて実験や説明をしました。
静電気やバンデグラーフを使った実験で遊びました。
はんだごてを使って
小さなプラズマボールを作製しました。
「未来博士号」を授与しました。

令和元年度(平成31年度)

公開講座「冬の電子工作教室」を実施しました

公開講座「冬の電子工作教室『音を奏でる魔法の鉛筆 drawdio をつくろう』」

【開催日時】令和元年12月15日(日) 10:00~12:00

本校の電気電子工学実験室に於いて、小学4年生から中学3年生まで15名の方にご参加いただき『音を奏でる魔法の鉛筆drawdio』を作りました。これは、プリント基板に電子部品をはんだ付けし、組み上がったプリント基板を鉛筆に取り付けて、紙の上に描いた絵をなぞると不思議な音が聞こえる電子楽器のことです。

講師は、佐竹卓彦 技術職員(技術室)、茂木貴之 技術職員(技術室)、大島多美子 准教授(電気電子工学科)が担当しました。また、学生スタッフとして、電気電子工学科4年生 中野晃希さん、松崎憧依さん、山口魁斗さんの3人がサポートをしてくれました。本校で取り組んでいる「知識活用型教育」の一環として、電気電子工学科では「知識広報コース」を設け、4年生が各種イベントで活動を行っています。

アンケートより、参加されたお子様からは

・すごくおもしろい音がするえんぴつですごいです
・初めて使ったはんだごてが楽しかったです

などの感想をいただきました。

はんだ付けを初めて経験するという参加者もおられました。
使い方を間違えると非常に危ないので、最初の説明では皆さん真剣に話を聞いていました。
プリント基板に電子部品をはんだ付けしました。
最初は難しそうでしたが、徐々に要領を掴み、上手にはんだ付けができました。
学生スタッフもやさしくサポートしていました。
最後は『電気パン』の実演・体験をしました。

令和元年度(平成31年度)

公開講座「不思議な流れ方をする物質」を実施しました

公開講座「液体?固体?不思議な流れ方をする物質」

【開催日時】令和元年9月15日(日) 9:30~14:40

ひらめき☆ときめきサイエンス『液体?固体?不思議な流れ方をする物質』を開催しました。

このプログラムは科学研究費助成事業の「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」に採択され、物質工学科の公開講座の1つとして実施されたものです。

液体や粉体状の物質を組み合わせて生じる様々な流れについて講義し、工作や実験・体験を通じて楽しみながら学んでいただきました。また、実際に研究で用いている実験装置を用いて、物質の流れの状態について観察していただきました。

 

9:30~ 9:50 開講式(あいさつ、科研費の説明、写真撮影)
10:00~11:40 講義、工作

【講義】様々な物質の流れ方について
【工作】固体なのにチャプチャプ音が鳴る?
【工作】スライム時計の製作

11:40~12:30 昼休み
12:30~14:00 体験、観察

【体験】水の上を走ろう(ダイラタント流体とは)
【体験】アリジゴクを体験しよう(流動化装置の体験)
【観察】層流と乱流の流れの違いについて観察しよう
【観察】ミクロの世界の流れを観察しよう

14:10~14:40 閉講式(アンケート記入、未来博士号授与) 懇談会 終了・解散

 

学生スタッフとして、物質工学科の5年生5名、専攻科生3名がサポートをしてくれました。

 

令和元年度(平成31年度)

一般教養講座「氷がにょきにょき」を実施しました

一般教養講座「氷がにょきにょき」

【開催日時】令和元年8月3日(土) 14:00~16:00

ペットボトル、ゴムチューブ等を使って氷生成装置「氷がにょきにょき」を作成しました。
次にこの装置を使って、目の前で水が氷に変わり、さらに氷が柱になっていく様子を観察しました。
水で氷を作るコツがつかめたら、あとは自由に色々なジュースを使ってジュースの氷柱を作る実験をし楽しみました。

令和元年度(平成31年度)

一般教養講座「親子おもしろ工作教室」を実施しました

一般教養講座「親子おもしろ工作教室『イライラ棒をつくってあそぼう!』 」

【開催日時】令和元年8月3日(土) 14:00~16:00

本校の公開講座の一つである一般教養講座「親子おもしろ工作教室」を、物理実験室で実施しました。
一般教養講座は、本校一般科目教員が主となって一般市民向けに開講している講座です。
今回は「イライラ棒をつくってあそぼう!」という集中力を鍛えるゲームのようなものを工作しました。
講師は、森 保仁教授(一般科目物理科)、原 久之技術職員(技術室)が担当しました。
夏休みの自由研究に意欲的な小学生15名(12家族)が参加し、大変にぎやかな工作教室となりました。

はじめに、「イライラ棒」の完成品を使って、みんなで遊ぶことで、今回の工作の原理を学びました。
工作では、はんだ付けを3カ所したり、カッターナイフで銅線の被覆をはがしたりします。
小学校では使わない道具を用いた工作でしたが、親子で協力してみんな真剣に取り組んでいました。
最後に銅線で自由な形のコースを作ったら完成です。
2つの銅線が触れるとブザーが鳴るので、音を鳴らさないようにイライラしながらゴールを目指します。
参加した子ども達は、きっと「ものづくり」が大好きになってくれたのではないかと思います。

工作教室終了後、参加した子どもたちからは、次のような声が聞かれました。

・銅線の被覆をはがずのが大変だったけど、ちゃんと作れてうれしかったです。(小学3年生)
・そんなに工作は好きではなかったけど、イライラ棒を作って好きになりました。(小学4年生)
・コースを変えることで、難しくなったり簡単になったりして、とても楽しかった。(小学4年生)
・家でいろいろな難しいコースを作ってみたくなりました。いい体験ができました。(小学5年生)

また、一緒に参加して下さった保護者の方々からは、次のような声が聞かれました。

・難易度や作業量がちょうどよく、完成品も満足度の高い作品となり、大変よかったです。
・はんだごてやカッターなど学校では危険で使えない道具を体験できて、とても良かったです。
・先生の説明やお話も楽しく、工作も好奇心をくすぐられる難しさで、良い体験ができました。


令和元年度(平成31年度)

公開講座「ミニ電気自動車」を実施しました

公開講座「チェッカーフラッグを目指せ!~ミニ電気自動車の自作とタイムトライアル~ 」

【開催日時】令和元年8月23日(金) 10:00~16:00

電気自動車や電車、新幹線などは、電気の力とモーターで動いています。この講座では、実際に乾電池2本で動く3極モーターを組み立てることにより、直流モーターの構造や、直流モーターの回転の仕組みを勉強しました。
当日は、以下の流れで作業を行い、最後には完成した電気自動車を使ったカーレースで楽しむことができました。

①材料の確認をする。
②手作りモーターをつくる。
③ミニ電気自動車の車体(シャーシー)をつくる。
④モーターを取り付けて、ミニ電気自動車を完成させる。
⑤カーレースを行う。

参加者は楽しく工作をすることができ、白熱したレースも行われました。

令和元年度(平成31年度)

公開講座「ものづくり・メカの世界体験ツアー」を実施しました

公開講座「小・中学生のための『ものづくり・メカの世界』体験ツアー! 」

【開催日時】令和元年7月21日(日) 9:00~15:30

機械工学科が例年実施している小・中学生向けの公開講座を、夏休み最初の日曜日に開催しました。
40人の参加者を2つのグループに分けて、

・レゴでサソリロボットを作って動かしてみよう
・「佐世保こま」キーホルダーを作ろう
・CDを利用した風船ホバークラフトを作ってみよう

をローテーションしながら、それぞれ体験してもらいました。

レゴでサソリロボットを作るテーマでは、おもちゃ屋さんで市販されているレゴブロックとは異なり、人間の頭脳に相当するマイコンを搭載したブロックやモーターブロック、超音波センサやサウンドセンサのブロックも利用して、音や障害物に反応して不気味に動くサソリロボットを二人ペアで協力しながら組み立ててもらいました。設計図通りに組み上げるだけとは言え、かなり時間がかかる作業になるのですが、うまく組み立てることができたペア同士で、ロボットを使って対戦したり、マイコンのプログラムを独自に調整してさらにおもしろい動きを実現するペアも現れていました。

「佐世保こま」のキーホルダーを作るテーマでは、コンピューター制御で金属を複雑な形状に加工することができるNC旋盤という工作機械を使って、丸い金属の棒から佐世保こまの形に削り出してもらいました。削り出した直後は金属の塊そのものですが、それぞれ独自の配色で彩色することでオリジナルの佐世保こまが完成します。うまく削り出すことができたこまはとても良く回りますが、ちょっと加工のバランスがくずれてしまうとすぐに止まってしまいます。完成後はそこらじゅうでこまを回して遊ぶ子どもたちで溢れていました。

CDを利用した風船ホバークラフトを作るテーマでは、いらなくなったCDやストロー、焼き肉のタレなどが入れられているプラスチック容器など、身近な素材を使って机の上をス~~と移動するホバークラフトを工作してもらいました。ストローの切り方や空気漏れを防ぐ接着剤の使い方ひとつで、うまく移動するホバークラフトか、すぐに止まってしまうホバークラフトかの分かれ道になってしまいます。ハサミやカッターなど日常でも使う道具をうまく使いこなすことがポイントです。

いずれのテーマにおいても、参加してくれた子どもたちの楽しそうな姿を見ていると、長い夏休みの中での楽しい一日を提供することができたのではないかと思いました。

レゴロボットのプログラミング中! サソリロボット,うまく動くかな?
NC旋盤が動くところはどうなってるんだろう? 金鋸の使い方はこうするんだよ!
ホバークラフトのエンジン部分をボンドで接着中! ホバークラフトを動かすには,たくさん空気を溜めないとね!

令和元年度(平成31年度)

公開講座「小型二足歩行ロボットを作ろう」を実施しました

公開講座「小型二足歩行ロボットを作ろう 」

【開催日時】令和元年7月21日(日) 9:30~16:30

令和元年度電子制御工学科公開講座「小型二足歩行ロボットを作ろう」を令和元年7月21日(日)に実施しました。この講座では、とても小さなネジによる部品の取り付けやプログラムによる動作の微調整などモノづくりの楽しさと難しさを体験してもらうことを目的としています。

午前中のロボット本体の製作では、1.4mmのとても小さなネジを使った金属部品とモータの固定に多くの受講者が苦しめられたようですが、徐々にロボットらしい形になるにつれて友人同士で楽しそうに話している様子が見られました。

午後からは、ロボットが歩くための基本姿勢をとれるよう、プログラムをすこし修正してはロボットをのぞき込んで姿勢を確認する、という作業を何度も何度も繰り返し行いました。その修正を歩行用プログラムに反映させ、ロボットが足を上げて歩き出すと、歩く姿を前から後から眺めたり、友達の作ったロボットと並べて歩かせたりと教室のあちらこちらから楽しそうな声が聞こえ、今年の公開講座も満足してもらえたとスタッフ一同ほっとしました。

台風の影響で大雨が降っている地域からの参加もあった中、電子制御工学科の公開講座に参加していただき、ありがとうございました。
長時間なれない作業で疲れたかもしれませんが、これを機会にモノづくりに興味を持っていただければ幸いです。

最後に、参加者の送迎や付き添いにご協力いただきました保護者の皆様誠にありがとうございました。
これからも、佐世保高専電子制御工学科の取り組みについて、ご理解とご協力を頂ければ幸いです。

令和元年度(平成31年度)

公開講座「おもしろ化学実験」を実施しました

公開講座「おもしろ化学実験~体験しよう!不思議な化学の世界~ 」

【開催日時】令和元年7月20日(土)13:00~16:00

身の周りの化学について3つのテーマを体験し「面白い実験や楽しいものづくり」を学びました。

<テーマ>
・ノーベル化学賞を体験 鈴木-宮浦クロスカップリング反応
・熱エネルギーの移動について学ぼう
・色が変わる化学を身近なもので感じる

中学校には無いような機器を使ったり、学校で習わない少し難しい内容でしたが、皆さん夢中になって実験に取り組んでいました。
また、高専生との交流では色々な質問をしていました。