平成27年度

平成27年度 公開講座・一般教養講座を開催しました

7月下旬から8月上旬にかけて、小学生や中学生、社会人を対象に、下記のとおり公開講座・一般教養講座を開催しました。
全6講座で総勢179名の参加者にご来場いただきました。
「お兄さんお姉さん達にやさしく分かりやすく教えてもらって、どの化学もおもしろかった」「子供の付添いで来たが、親も楽しませてもらった」といった声をいただきました。

①小・中学生のための「ものづくりメカの世界へようこそ!」
②楽しい電気電子工作
③写真編集とプログラミング体験
④親子おもしろ工作教室 線香花火をつくろう!
⑤おもしろ化学実験
⑥料理を化学しよう カルメ焼きとカメレオン焼きそば

平成27年度

「料理を化学しよう カルメ焼きとカメレオン焼きそば」を実施しました

平成27年8月5日(水) 10:00~12:00に、小学校高学年から中学生を対象とした一般教養講座「料理を化学しよう カルメ焼きとカメレオン焼きそば」を実施しました。
一般教養講座は、本校一般科目教員が主となって一般市民向けに開講している講座です。今回は、佐世保高専の化学実験室にて上記の講座を実施しました。
講師は、横山温和講師(一般科目化学科)、山北久枝技能補佐員(技術室)が担当しました。
化学実験に興味のある、好奇心にあふれた生徒が10名(小学生3名、中学生7名)とその保護者が参加しました。

講座では、まずガスバーナーの使い方を高専の学生から直接教わり、全ての参加者が自分でガスバーナーを扱えるようになりました。
次に、そのガスバーナーを使って「カルメ焼き」を作りました。カルメ焼きは、水と砂糖と重曹から家庭でも簡単に作れるお菓子ですが、上手に作るにはコツが必要で、参加者は高専に伝わるレシピを元にカルメ焼きに挑戦しました。
難しい作業も含まれますが、小学生から中学生まで自分の手でカルメ焼きを作り、カルメ焼きが膨らむ様子を楽しく観察しました。

次に、加えるソースによって色の変わっていく「カメレオン焼きそば」を作りました。発色団として紫キャベツのアントシアニン、ウコンのクルクミンを使い、液体の酸性度(pH)によって焼きそばの麺の色の変わる様子を観察しながら料理しました。
調理したカルメ焼きとカメレオン焼きそばは、その後参加者と美味しくいただきました。

講座の最後には、横山講師より、カルメ焼きが膨らむ原理、紫キャベツの色が変化するメカニズムなどの説明を受け、身近なところに潜む化学反応と、その精巧なメカニズムについて学習しました。

参加した生徒らは楽しく実験するとともに、実験助手として参加した高専生との会話を楽しみ、高専での生活の様子や勉強の内容を直接聞きながら進路についても参考になる情報が得られたようでした。
参加された保護者の方々は、お子さんの実験(料理)する様子を不安そうに眺めながらも、普段経験できない実験室での調理の様子を楽しく見守られていました。

  

平成27年度

「親子おもしろ工作教室 -線香花火をつくろう!-」を実施しました

平成27年7月28日(火)14:00~16:00に、一般市民を対象とした一般教養講座「親子おもしろ工作教室」を実施しました。
一般教養講座は、本校一般科目教員が主となって一般市民向けに開講している講座です。
今回は、佐世保高専の物理実験室にて「線香花火をつくろう!」という講座を実施しました。
講師は、森保仁教授(一般科目物理科)、原久之技術長(技術室)、山北久枝技能補佐員(技術室)が担当しました。
夏休みの自由研究に意欲的な11家族29名(小中学生17名、親12名)が参加し、大変にぎやかな工作教室となりました。

講座ではまず、日本の花火の歴史や日本製の線香花火の現状について話をしました。
その後、4種類の材料を混ぜ合わせて火薬を作りました。それから、火薬ではなく小麦粉を使って上手に巻く練習をしました。
次に、火薬を細長い紙に包んで巻くことによって、親子で協力しながら子ども一人あたり約20本の線香花火を作りました。
何本かはその場で火をつけて楽しんでもらい、残りは自宅に持ち帰って夜に楽しんでもらいました。

またこの日はNHK長崎放送局の方が取材に訪れて下さり、「イブニング長崎」と「ニュース845長崎」で、線香花火づくりの様子が紹介されました。

工作教室終了後、参加した子供たちからは、次のような声が聞かれました。
・思っていたよりも難しかったし楽しかったから、うれしかったです。(小学3年生)
・火薬を作って包んで線香花火を作るのはなかなかできないので、いい経験になりました(小学5年生)
また、一緒に参加して下さった保護者の方々からは、次のような声が聞かれました。
・難しかった分、うまくいった時が嬉しく、「またもう一度!」と子ども心をくすぐったようです。
・自分も子どもと一緒に学ぶことができたので、同じ目線で作業できて良かったです。