佐世保工業高等専門学校 > 電子制御工学科 > 卒業生の声

投稿日:2020年09月11日(金)

卒業生の声 ~第10期生 田中 章愛 様~

 

 

【ご経歴】

 

1997年 佐世保市立旭中学校 卒業

1997年 佐世保工業高等専門学校 電子制御工学科 入学

2002年 佐世保工業高等専門学校 電子制御工学科 卒業

2002年 筑波大学 第三学群工学システム学類 3年次編入

2004年 筑波大学大学院 理工学研究科入学

2006年 ソニー株式会社 入社 (配属 A3研究所)

2013年 スタンフォード大学訪問研究員 (1年間の社費留学プログラム)

2018年 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント

2018年 (配属 T事業企画室)

 

【こんな会社で頑張ってます】

 

ソニー入社以来、長くロボット開発や新規事業の立ち上げに関わってきました。

その集大成という気持ちも込めて、2016年より社内の仲間内で

社内スタートアップとして小型ロボットを使ってあそんだり

プログラミングもできるロボットトイ「toio」の企画・開発と製品化を開始しました。

2017年に対外発表を行い、2018年からは「プレイステーション」でおなじみの

ソニー・インタラクティブエンタテインメントに移って

「toio」の事業に関わっています。

2019年より一般発売を開始し、現在私はその商品企画のリーダーを担当しています。

「toio」はご家庭でロボットを使ったあびやプログラミングに

初めて触れあうロボットとして使っていただいているほか、

小学校での授業や高専・大学・企業などのワークショップ、

研究開発にも活用いただいています。

 

【高専受験を考えている皆さんへ】

〇なぜ高専を受験したいと思いましたか?

 

小学生の頃からテレビで「高専ロボコン」の中継をよく見ており

出場への憧れをもっていたことと、

将来ロボットやコンピューターを扱うようなもの作りの

エンジニアになりたいと考えていたことからです。

特に、16歳から大学のような専門的な授業や実習に触れられるという点は、

もの作りの腕を早く磨きたいという気持ちにとても響き、決め手になりました。

夏のオープンキャンパスのようなイベントで実際に訪問し、

具体的に自分がやりたいことができそうなイメージが

湧いたことも大きかったと思います。

また、実際的な面として就職や大学編入など進路にも安心感があったこと、

自宅からも比較的近く、寮が楽しそうなことなども念頭にありました。

 

 

〇高専に入学して良かったこところは?

 

2000年のNHK高専ロボコン全国大会に出場できた経験は一生の宝となっています。

ロボコンに限らず、机上ではない実践的な取り組みが多いこと、

手に職・スキル・肌感覚が身につく点は本当に通って良かったと思っています。

また、先生方がエンジニアや社会人経験のある方も多く、

社会と繋がっていることを感じながら勉学に励むことが

出来た点も良かったと思います。

そして何より、5年間同じクラスで切磋琢磨した一生の仲間・友人ができた事は

かけがえのないもので、今でもゆるやかに交流しています。

 

 

〇電子制御工学科の良かったところは?

 

入学前は、実は電子制御工学科では何を学ぶのか具体的にイメージがなく、

ロボットに関われれば嬉しい、というくらいの気持ちでした。

小中学生の頃から夏休みの工作にロボットを作っていたこともあり、

より本格的なロボットを作ってみたいという気持ちが強くありました。

 

卒業した結論としては、ロボット、プログラミング、制御工学、

システム工学など幅広く学ぶことができ、

実際にロボット開発に役立つ感覚が身についた点は本当に良かったと思います。

その後、大学に進学したり就職・留学した際も、

特に答えのない設計や課題解決が求められる分野では

高専時代に見聞きし触ったものの感覚があったおかげで

素早くキャッチアップし解決することができたと感じています。

 

年齢に関係なく、具体的に手を動かした数が多いというのは

もの作りに重要だと思います。

 

 

〇受験を考えている中学生にメッセージ

 

高専は独特のシステムと文化が構築されているため、

自分も受験の際に高専がどんなところなのか

親に理解してもらうのに時間がかかりましたが、

結論としては本当にかけがえのない経験と、

確かな腕やもの作り感覚を磨くことができました。

 

もの作りはデジタル化が進んでいますが、

その中でもやはり手を動かした数だけ身につく職人的な感覚も

まだまだ欠かせません。

中学生の段階で進路をある程度方向付けるのは

自分の経験でもプレッシャーの大きいものでしたが、

もの作りが好きであれば、「もの作りは楽しい」と思える経験ができる場はどこか

という観点で考えるのも一つかもしれません。

楽しいもの作りがたくさん出来る場の一つとして

ぜひ高専も考えていただければと思います。

 

先の読めない今の時代だからこそ、ぜひもの作りを楽しむ方々が

高専のような場からどんどん増えていくことを心から願っています。

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投稿日:2020年08月11日(火)

卒業生の声 ~第21期生 前田 桃子 様~

 

 

【ご経歴】

 

2008年 佐世保市立清水中学校 卒業

2008年 佐世保工業高等専門学校 電子制御工学科 入学

2013年 佐世保工業高等専門学校 電子制御工学科 卒業

2013年 佐世保工業高等専門学校 専攻科 入学

2015年 佐世保工業高等専門学校 専攻科 卒業

2015年 株式会社今仙技術研究所 入社 (配属 技術部)

2020年 株式会社今仙技術研究所 異動 営業部

 

【こんな会社で頑張ってます】

 

今仙技術研究所は、電動車いすと義足のパーツを

つくっている福祉機器のメーカーで、

私は義足の部署に所属しています。

皆さんは、義足と言われてイメージできるでしょうか?

義足は、関節の働きを代替する「膝継手/足継手」、

足の部分にあたる「足部」、それらをつなぐ「コネクタ」や「パイプ」、

脚の外観を補う「カバー(外装)」など、多くのパーツで構成されます。

今仙技術研究所は義足に関するパーツを

総合的に開発・製造・販売している国内唯一の会社です。

 

 

【高専受験を考えている皆さんへ】

〇なぜ高専を受験したいと思いましたか?

 

進学校の勉強は大変そう、ロボコンが面白そう、

授業料が抑えられる、などいくつかありましたが、

決め手は5年で卒業して早く働きたい!という理由でした。

といっても、卒業後は専攻科に進学し、

結果として7年間通ったのですが…。

在学中の進路変更、卒業後には就職、大学編入、

専攻科への進学など、学びながら進路を考えることができるのも、

高専の魅力ではないかと思います。

 

 

〇高専に入学して良かったこところは?

 

高専ではどんどん実験や演習を行い、

5年生になると卒業研究に取り組みます。

自分で研究テーマを決め課題を見つけ、

仮説を立てて検証し、結果から明らかになったことを

わかりやすく伝える論文を書きます。

担当教員の指導の下、一人ひとりが研究者になります。

このときの経験は仕事でも活きており、

高専に入ってよかったと実感することの一つです。

 

 

〇電子制御工学科の良かったところは?

 

制御工学は、何かをコントロールする技術です。

義足にも、電子制御膝継手というものがあるくらいです。

制御と掛け合わせる「何か」の数だけ広がりがあり、

機械、エネルギー、医療、福祉など、様々な分野と結びつきます。

制御科に入ってそのことを知り、

工学の面白さに気づくことができました。

 

 

〇受験を考えている中学生にメッセージ

 

高専では勉強に加えて(それ以上に?!)、部活動も頑張りました。

同級生や部活の仲間、先生方との出会いと思い出は、

卒業した今でも、かけがえのないものです。

私は高専を選んでよかったです。

私の高専でのお話が、少しでも参考になればと思います。

皆さんの学校生活、これからの将来が明るくあることを願っています。

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投稿日:2020年08月11日(火)

卒業生の声 ~第14期生 香田 哲朗 様~

 

 

【ご経歴】

 

2001年 佐世保市立花園中学校 卒業

2001年 佐世保工業高等専門学校 電子制御工学科 入学

2006年 佐世保工業高等専門学校 電子制御工学科 卒業

2006年 筑波大学 3年次編入

2008年 筑波大学卒業

2009年 アクセンチュア株式会社 入社

2010年 株式会社アカツキ創業

 

【こんな会社で頑張ってます】

 

アカツキは、心が求める活動が

みんなの幸せの原動力となる世界

「A Heart Driven World.」をビジョンとしています。

「ゲームを軸としたIPプロデュースカンパニー」として、

心が踊り、感動とつながりをもたらすエンターテインメントを

グローバルに展開しています。

私たち自身がワクワクしながら作ったものが誰かの心を動かし、

一人ひとりの人生を豊かに色づけていくと信じて、

これからも世界をカラフルに照らしてまいります。

 

【高専受験を考えている皆さんへ】

〇なぜ高専を受験したいと思いましたか?

 

1つ目の理由は、ロボコンをTVで見ていて、

自分もロボコンをやってみたいと思ったことです。

2つ目は、自由な校風であることです。

3つ目は、センター試験などの受験勉強が

無意味に思えていたからです。

実際、自分の人生でもっとも

良い決断の一つだったと思ってます。

 

 

〇高専に入学して良かったこところは?

 

自由な環境の中で、実験や一般教養科目まで、

センター試験などの穴埋め問題じゃなく、

自分で問いを立てて、体系的に考える訓練があらゆるところでできたことです。

手を動かして物を作る経験ができたことで、

自分で世の中を変えていけるという感覚をもつことができました。

在学中に、ギターのエフェクターなどを自作してました。

 

 

〇電子制御工学科の良かったところは?

 

プログラミングなどの情報系の内容と

機械などのモノづくりの内容をバランスよく学べたことです。

学科の中にもバランスよく先生がいて、

その中で自分が好きな領域を見つけることができました。

 

 

〇受験を考えている中学生にメッセージ

 

地方に住んでいるとなかなかわからないと思いますが、

社会では高専生であることが非常に高く評価されます。

それは、技術があるとか、知識があるとかではなく、

好奇心があって自らの手を動かして

行動できることが評価されていると思います。

特にこれからは、みんなと同じではなく、みんなと違うことと、

それを作り出せることが評価される時代です。

普通高校や普通の大学工学部ではできない経験が

高専にはたくさんあると思うので、

好きなことがそこにあるなら迷わずに挑戦してみてください。

 

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投稿日:2020年05月12日(火)

卒業生の声 ~第19期生 木下 拓矢 様~

 

 

【ご経歴】

 

2006年 平戸市立平戸中学校 卒業

2006年 佐世保工業高等専門学校 電子制御工学科 入学

2011年 佐世保工業高等専門学校 電子制御工学科 卒業

2011年 広島大学工学部第二類(電気・電子・システム・情報系) 3年次編入

2013年 広島大学大学院工学研究科システムサイバネティクス専攻博士課程前期 入学

2015年 広島大学大学院工学研究科システムサイバネティクス専攻博士課程後期 入学

2017年 日本学術振興会特別研究員(PD)

2018年 広島大学大学院工学研究科 着任(助教)

 

【こんな大学で頑張ってます】

 

広島大学において,「制御」について研究しています。

「制御」はモノに命を吹き込む技術であり,

「制御」がなければモノは動きません。

現在は,研究の成果が得られれば,

国内のみならず全世界の学会に参加し

世界の研究者・技術者と交流をしています。

また,現在所属している研究室では,

多数の企業の方とも共同研究を行っていて,

「現場の困っていること」を解決できるよう

日々チャレンジしています。

 

「制御」の面白さの一つは,

ハード(機械)を一切変更することなく,

プログラムを変更するだけで,

性能を劇的に変えることができる

可能性を秘めていることです。

極端に言えば,追加の材料費は一切不要で,

省エネや乗り心地の向上を実現できます。

ぜひ「電子制御工学科」の名称に含まれている「制御」について

興味を持っていただけたら幸いです。

 

 

【高専受験を考えている皆さんへ】

〇なぜ高専を受験したいと思いましたか?

 

「自分は理系だ」というぼんやりとした理由で,

中学校の先生に相談したところ,

「高専」を勧めていただきました。

また,早く自立したいという考えもあったため,

5年間で専門を深めることが可能な高専を受験しました。

さらに,5年後に就職ができるというところも魅力的でした

(最終的には大学に編入しました)。

 

 

〇高専に入学して良かったこところは?

 

「実社会ではこの知識をこのように使う」など,

イメージしやすく授業していただけたことです。

大学受験のための授業は一切ないため,

気が付けば「使える知識」が身についていたように思います。

現在,助教の職についていますが,どの大学においても,

「高専生」はブランド力があり,

他者と異なる視点をもっている人が多い印象を受けます。

 

 

〇電子制御工学科の良かったところは?

 

将来的に重要性を増していくであろうコンピュータ,

電気回路などについて学べたことです。

仕事では必須の知識であることはもちろんですが,

私生活においても,電化製品やインターネットなど

身近な存在になっています。

そのため,「利点を知り,危険を知る」ことで,

人生に役に立つことが多いと感じています。

 

 

〇受験を考えている中学生にメッセージ

 

中学生・高校生は「生徒」ですが,

高専生は「学生」となります(大学も学生です)。

大学受験のための授業もなく,

好きなことに没頭するチャンスが多くあり

「個性」を磨くことができます。

また,5年後,「就職 or 進学」と選択できるのも

大きな魅力だと思います。

人生を左右する受験で悩むことが多いと思いますが,

少しでもその助けになれば幸いです。

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投稿日:2018年09月18日(火)

卒業生の声 ~第19期生 三松 洋平 様~

 

【ご経歴】

 

2006年 長崎市立滑石中学校 卒業

2006年 佐世保工業高等専門学校 電子制御工学科 入学

2011年 佐世保工業高等専門学校 電子制御工学科 卒業

2011年 株式会社東芝 入社 (配属 社会インフラシステムソリューション部)

2017年 東芝インフラシステムズ株式会社 (配属 社会インフラシステムソリューション部)

 

 

【こんな会社で頑張ってます】

 

「東芝インフラシステムズ株式会社」は、

東芝グループの注力分野である社会インフラ事業を担っている会社です。

水処理や受配電、防災、道路、放送、航空管制、郵便などの公共インフラ、

ビル・施設、鉄道・産業システムへのソリューションの提供を通じて、

国内外に安全・安心で信頼できる持続可能な社会の実現を目指しています。

 

私は、品質保証部門に所属し、

監視制御システムや水処理装置の工場出荷前検査及び

新規製品の評価検証などを行っています。

 

 

【高専受験を考えている皆さんへ】

〇なぜ高専を受験したいと思いましたか?

 

まず初めに就職率の高さに引かれて興味を持ちました。

その後、1日体験入学に参加してみてとても楽しそうな学校だなと感じ、

ここで勉強をしてみたいと思い佐世保高専を受験しました。

 

 

〇高専に入学して良かったこところは?

 

下級生のうちから専門的なことを学べることと、

自主的に学ぶ力をつけることが出来るところだと思います。

特に卒業研究では、自分で考えて研究を行ったり、

作業を進めたりするため、仕事を行うための力も身につけられたと思います。

 

 

〇電子制御工学科の良かったところは?

 

幅広い分野(ソフトウェア、電気電子回路、制御系、機械など)の

授業を受けられることです。

これは、就職の時に選択肢が広がりますし、

会社に入った後でもすごく助かっています。

 

 

〇受験を考えている中学生にメッセージ

 

「ものづくり」が好きな人にはとても良い学校だと思います。

興味がある方は、体験入学などで高専について

知って貰えると思うのでお勧めです。

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投稿日:2018年07月27日(金)

卒業生の声 ~第21期生 由利 大地 様~

 

【ご経歴】

 

2008年 五島市立三井楽中学校 卒業

2008年 佐世保工業高等専門学校 電子制御工学科 入学

2014年 佐世保工業高等専門学校 電子制御工学科 卒業

2014年 富士重工業株式会社 入社 (配属 品質技術課)

2017年 株式会社SUBARU(社名変更) (配属 品質技術課 電動車開発)

 

【こんな会社で頑張ってます】

 

SUBARUは2017年4月に富士重工業から社名変更しました。

SUBARUは自動車事業と航空宇宙事業を行っております。

私は2014年度、入社後にレガシィの開発業務に携わり、

2016年からSUBARU初のプラグインハイブリッド車の

開発に現在まで従事しています。

業務内容は、主に部品玉成(ぎょくせい)と

新規ECUの検査シーケンス作成を行っています。

 

SUBARUでは若いうちでもやる気や能力があれば

大きな仕事もさせてもらえる会社です。

会議や工程監査の為に海外出張に行くことも業務内容によってはあります。

昨年は北米出張に行き、飛行機が天候不良で飛ばず、

ミシガン湖の廻りを300kmタクシー移動したことは良い思い出です。

 

【高専受験を考えている皆さんへ】

〇なぜ高専を受験したいと思いましたか?

 

私は中学生時代にバドミントンと

特別活動のロボコンに注力していました。

 

TVで高専ロボコンなるものの存在を知り

「コウセンとは??」という切り口で、佐世保高専について調べていくと

専門教育の量の多さと比較的自由な校風、

そして高総体と高専大会両方に出られる!!

ということに惹かれ佐世保高専受験を決めました。

 

高専生で部活動を気にしながら入学する人は多くないと思います。

(おかげで勉強には苦労しました・・・)

 

〇高専に入学して良かったこところは?

 

私は4年間寮生活を経験しました。

寮では、時には楽しく、時には厳しく

集団生活にあける人間力の形成ができました。

夜の自由時間には1つの部屋に集まり

密度の高い交友関係も築けます。

 

また、普通高校等と違い補習等も無い為、

学業以外にも多く力を入れることができました。

バドミントンでは、県北地区で団体/シングルス/ダブルス

全て優勝することができました。

 

〇電子制御工学科の良かったところは?

 

電子制御工学科では、他学科以上に広範な知識を習得ができます。

 

基本的には、プログラミングなどがメインですが、

機械加工や電気/電子回路などの他学科の内容も学ぶことができます。

世の中の制御分野ではコントローラ(制御ユニット)が生きるためには、

実装する電気回路が無ければいけなく、

また、動く先の機械加工等で作られたアクチュエータが無ければ成立しません。

 

この現実でのモノの動きを、

電子制御工学科では学生時代に理解することができます。

 

〇受験を考えている中学生にメッセージ

 

将来、技術者になりたい!

 

と志している中学生の方は迷わず高専を選択してください。

将来の進む道を検討中の生徒のみなさんは、高専を知ってみてください。

知っていくうちにどんどんと興味が湧きます。

私もそうでした。

 

中学卒業と同時に、専門分野に入ることに難しさを感じる部分もありますが、

その分、早いうちから専門教育に触れ、社会人になってからも重宝されます。

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投稿日:2018年07月27日(金)

卒業生の声 ~第22期生 森川甘奈子 様~

 

【ご経歴】

 

2009年 太良町立多良中学校 卒業

2009年 佐世保工業高等専門学校 電子制御工学科 入学

2014年 佐世保工業高等専門学校 電子制御工学科 卒業

2014年 ダイキン工業株式会社 入社 (配属 空調生産本部 堺製造部 製造課)

2015年 ダイキン工業株式会社  (移動 空調生産本部  部品調達G)

 

【こんな会社で頑張ってます】

 

私が就職したダイキンは、空調事業を中心に、

世界150カ国以上で事業展開している空調メーカーです。

グローバル企業として世界中の人々の健康と快適を支え、

空気と環境の新しい価値を創る事業に取り組んでいます。

高専卒はラインの生産管理をする製造部門や、

メンテナンスとサービスの提供をするサービス部門に配属されます。

 

私の業務は、エアコンの部品管理の面から

供給システムの改善や、取引先の納期進捗を行い、

製造ラインがより潤滑に生産できるように

サポートやコスト削減等を考えることです。

 

 

 

【高専受験を考えている皆さんへ】

〇なぜ高専を受験したいと思いましたか?

 

中学生の時にやりたいことを決めきれなかった私は、

進学のために普通高に行くことよりも

早くから専門的な授業が受けれる高専に魅力を感じ受験しました。

また、理科・数学・工作が好きだったということもあり、

モノづくりができる高専に関心がありましたた。

 

学校説明会に参加した時、

説明してくれた先輩方が研究されている内容やその成果を見て、

こんな面白そうなことができるんだとさらに魅力を感じました。

それに加えて、イキイキとした先輩達の姿を見て、

いいなと思い入学を決意しました。

 

 

〇高専に入学して良かったこところは?

 

ロボットの仕組みや制御法に関する授業があったり、

どうしたら卵を割らずに屋上から

落下させることができるかを考える授業があったり、

普通高校では、学ぶことができない体験がたくさんできました。

また、5年生の時に、卒業研究の一環として、

企業の方へ研究内容をプレゼンする機会があるなど、

在学中にも貴重な経験ができるところが良かったと思います。

 

 

〇電子制御工学科の良かったところは?

 

最初は、プログラムの授業が多いと思っていましたが、

溶接の実習があったり、電気回路を製作し計測する実験があったりと、

座学と実験・実習の授業がバランスよく配置されていました。

また、5年生で取り組む卒業研究のテーマが幅広く(画像処理からものづくりまで)

自分の興味にあったものに取り組みやすかったです。

 

 

〇受験を考えている中学生にメッセージ

 

普通高校とは違って、高専での生活はのびのびと自由な面がありますが、

その分、自己管理が必要です。

自分の成長のために高専生活の自由な面を活かせれば、

進学や就職に重要な”自分の強み”を作り出せる濃密な5年間になると思います。

学生としての貴重な5年間を高専で過ごしてみませんか?

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投稿日:2018年06月18日(月)

卒業生の声 ~第25期生 吉田有志 様~

 

【ご経歴】

 

2012年 西海市立西彼中学校 卒業

2012年 佐世保工業高等専門学校 電子制御工学科 入学

2017年 佐世保工業高等専門学校 電子制御工学科 卒業

2017年 ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ(株) 入社

2018年 ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ(株) ロボティクスセンター配属

 

【こんな会社で頑張ってます】

 

ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ(株)は、

ソニーのものづくりを通して世界中のお客様に感動を届けるべく、

世界中の仲間と共にソニーのビジョンをそのままに、

ものづくりを進化させ前進し続ける会社です。

4K BRAVIA、PlayStation®4、Xperia™、ハイレゾウォークマン®、

デジタル一眼カメラα、業務用シアターシステムから、

新規事業、医療関連機器などの商品を安全に安心して

使っていただけるようお客様にお届けする商品として

誇れる品質と効率で形にします。

 

【高専受験を考えている皆さんへ】

〇なぜ高専に入学しようと思いましたか?

 

小学生のころからものづくりが好きで、

小学校6年生の時に佐世保高専の文化祭に行きました。

その際に、ロボットを作ること、制御することの楽しさを知り、

自分もやってみたいと思い、受験することを決めました。

 

〇高専に入学して良かったことは?

 

1つ目は、他の普通高校とは違い、専門的な授業を受けれることです。

 

2つ目は、19歳、20歳という大人の先輩方と

部活動などで関わることができることです。

 

そして、何と言っても、求人率がとても高く、就職に有利な点です。

 

〇電子制御工学科の良かったところは?

 

制御科のメインの制御系・情報系の授業だけでなく、

他の学科(機械・電機・物質)の授業も行うため、幅広い知識が得られます。

また、制御科の先生方は優しく丁寧に分かりやすく教えて下さるため、

難しい内容でも理解がしやすかったです。

 

〇受験を考えている中学生の皆さんにメッセージ

 

佐世保高専は、他の公立、私立の高等学校とは違った環境を過ごすことができます。

専門的な授業も受けることができ、求人率も高いため、

技術系の会社に就職するにはとても良い学校です。

 

また、全校生徒も多く、幅広い交友関係を築くことができ、

とても楽しい学生生活を送れると思います。

人生一度きりなので、精いっぱい頑張ってください。

 

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投稿日:2018年05月31日(木)

卒業生の声 ~第22期生 西川舞子 様~

 

【ご経歴】

 

2009年 佐世保市立早岐中学校 卒業

2009年 佐世保工業高等専門学校 電子制御工学科 入学

2014年 佐世保工業高等専門学校 電子制御工学科 卒業

2014年 キヤノン株式会社 入社(配属 化成品品質保証部)

 

【こんな会社で頑張ってます】

 

キヤノン株式会社の周辺機器品質保証部に所属し、

レーザービームプリンターの新製品立ち上げ業務を行っています。

新製品立ち上げ時は、開発部門・品質保証部門・販売推進部門が

立ち上げを行います。

品質保証部門では、開発部門が制作した試作機を元に搬送性や画像性、

物流で問題が出ないか、等の評価を行い、生産・出荷に値する製品か判断します。

 

【高専受験を考えている皆さんへ】

〇なぜ高専に入学しようと思いましたか?

ゲームをはじめとし、コンピュータに関することに興味があったからです。

 

〇高専に入学して良かったことは?

 

ロボットの仕組みや制御法に関する授業があったり、

どうしたら卵を割らずに屋上から

落下させることができるかを考える授業があったり、

普通高校では、学ぶことができない体験がたくさんできました。

 

また、5年生の時に、卒業研究の一環として、

企業の方へ研究内容をプレゼンする機会があるなど、

在学中にも貴重な経験ができました。

 

〇電子制御工学科の良かったところは?

 

最初は、プログラムの授業が多いと思っていましたが、

溶接の実習があったり、電気回路を製作し計測する実験があったりと、

座学と実験・実習の授業がバランスよく配置されていました。

 

また、5年生で取り組む卒業研究のテーマが幅広く(画像処理からものづくりまで)

自分の興味にあったものに取り組みやすかった。

 

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投稿日:2018年05月15日(火)

卒業生の声 ~第22期生 前本律子 様~

 

【ご経歴】

 

2009年 大村市立萱瀬中学校 卒業

2009年 佐世保工業高等専門学校 電子制御工学科 入学

2014年 佐世保工業高等専門学校 電子制御工学科 卒業

2014年 森永乳業株式会社 入社(配属:神戸工場)

2017年 森永乳業株式会社 退社

 

【こんな会社で頑張ってます】

 

「かがやく笑顔のために」をコーポレートスローガンに掲げ、

乳を使ったデザートや飲料をはじめ粉ミルクや介護食等、

赤ちゃんからシニアまで幅広い世代の方に向けた商品を製造・販売しています。

 

技術職採用での業務は、主に工場でのライン管理です。

安心安全な製品を製造できることはもちろん、

労働者にとって安全な環境で製造ができるよう

職場一丸となって業務にあたっています。

入社当初は製造中の機器の操作やトラブル対応が一番メインの業務です。

また、先輩の指導の下、機器のメンテナンス等も行います。

その後は、経験や適性によって業務の幅が広がっていき、

製造ラインの立ち上げや産業用ロボットの導入等を担当することもあります。

 

 

【高専受験を考えている皆さんへ】

〇なぜ高専に入学しようと思いましたか?

 

就職率の高さに魅力を感じ、受験を決めました。

 

〇高専に入学して良かったことは?

 

女子が少ない学科でしたが、

5年間ほぼ同じメンバーで過ごすことで男女関係なく

仲良くできるようになりたくさんいい思い出が出来ました。

また、先生方との距離も近くいい環境のなかで勉強ができたと感じています。

 

〇電子制御工学科の良かったところは?

 

制御科は、機械・電気・情報の分野を学ぶことができるため

広い視野を持つことができると思います。

就職した際、専門用語を知っているというだけで

新しく学ぶことも内容が頭に入りやすく感じました。

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