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学科案内

電子制御工学科の理念・目指すもの

 

現代の高度文明社会はコンピューターを用いた制御技術なしには成り立たない。身近な生活の例では、最新型の洗濯機や冷蔵庫、炊飯器などはコンピューターにより制御されている。インターネット、携帯電話、カーナビなどはコンピューターに直結しており、これらをつくる工場もコンピューターにより制御されている。私たちは、家にいるときも、働いているときも、買い物をしているときも、自動車の中でも、新幹線の中でも、飛行機の中でも、宇宙に飛び立つ人工衛星の中でも、あらゆる分野で情報・通信技術、電気・電子技術、制御技術を頼りにしている。これらの技術分野の進歩は極めて急速であるから、これらに対応できる基礎知識と応用力、開発力を備えた技術者の育成が強く求められている。

電子制御工学科では、急速な情報・制御技術の進歩に対応できるように、この分野の基礎から応用まで理論と実験・実習の両面から教育を行っている。そのために、低学年では、基礎電気工学・電気工学等で電気・電子技術の基礎教育、情報処理で情報技術の基礎教育を行う。高学年では、
(1)電気回路・電気磁気学・工学実験等で高度な電気・電子技術
(2)電子計算機・知識工学・画像工学・工学実験等に通信工学を加えて情報・通信技術
(3)電子制御工学・ロボット工学・工学実験
等で制御技術の教育を行っている。

これらを3本柱として、コンピューターを中心に電気電子・制御技術を応用し、人類にとって価値の高い自動化システムや人工知能システムを開発できる技術者の育成を目指している。さらに、急速な技術の進歩に柔軟に対応でき、社会的な責任感を備えた技術者の養成をも目標に掲げている。

 

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