入学・入試に関する各種情報

後輩の皆さんへのメッセージ

このメッセージは、今年3月に卒業した先輩方が出身中学校の後輩の皆さんに出した手紙の中から抜粋したメッセージです。学科毎に就職者と進学者を各1名選びました。

 

《機械工学科》

【就職(男子学生)】

◇高専入学後の活動状況

 私は、入学してから現在までサッカー部に所属しています。3年生までは寮生活を送っていたため学校まで近く、勉強だけでなく部活動にも集中して取り組むことが出来ました。また、高専では上の学年の学生が部活動の練習メニューを考えて、練習を行うので、集団全体を客観的に見る力や、まとめる力も身に付けられて、勉強も部活動も非常に充実していたと思います。
 勉強面では、日々の継続を意識して取り組んできました。高専では先生から出される課題は少なく、常に自身に足りていない部分を見つけて、自身で勉強して補わなくてはなりません。このことは、社会に出てからも必ず直面することだと思うので、15歳という若いうちから経験できたことは私にとって大きな財産になったと思います。
 現在は、「Fe-Ni-N-C 合金めっきの形成と物性分析」というテーマで卒業研究に取り組んでいます。

◇後輩へのメッセージ

 佐世保高専では、エンジニアとして社会で活躍するために5年間かけて高校レベルから大学レベルまでの内容を勉強していきます。普通高校とは少し異なり、文系の授業が少なく、数学や専門科目が多いという特徴があります。
 また、1年次から実験が多く、座学で学習した内容を実際に目で見て、身体を動かしながら体験できることが高専の強みだと思います。勉強が難しくて投げ出したくなることもあるかもしれませんが、就職では大学よりも有利です。就職率は毎年ほぼ100%で、多くの卒業生が誰もが名前を耳にしたことがある一流企業や、世間にあまり名前は知られていないが業界では名の知れた企業に就職していきます。また、国立大学への3年次編入も可能です。また、高専では5年間クラス替えはありませんが、球技大会や文化祭、体育祭などクラスの域を越えて交流ができるイベントも多くあります。
 是非、佐世保高専をみなさんの進路の選択肢の1つとして考えてみてください。

 

【進学(男子学生)】

◇高専入学後の活動状況

 学習面では、毎日の復習を怠らずに、学習内容の理解に努めました。分からないところは、先生に聞いて、妥協せず勉強しました。また、友達から授業や課題の内容で質問された際に、丁寧に教えるように心がけました。その成果もあり、自分自身の理解も深まり、成績上位を維持することができました。長期休暇には、コツコツとTOEIC の勉強に取り組みました。
 部活動では、剣道部に所属し日々の練習に取り組みました。
 クラスメイトとは5年間という期間を共にし、たくさんの思い出を作ることができました。さらに、入学当初から4年間の寮生活を通して、学年や学科を越えて、多くの人たちと交流することができました。

◇後輩へのメッセージ

 佐世保高専では、1年生から専門分野に触れることができ、5年かけて実践的かつ、専門性の高い知識を身につけることができます。低学年のうちに勉強する数学や物理の知識が、高学年での専門科目に応用されます。また、毎週行われる実習や実験では、授業で学んだ知識を使うため、理解を深めることができます。
 学年が上がるにつれて、勉強する内容が難しくなりますが、安心してください。分からないところは、先生方が優しく指導してくださいます。頑張って勉強に取り組めば、必ず、成果につながります。高専では、毎年、大手企業からの求人も多数来ており、就職にはとても有利です。また、専攻科への進学や国立大学への編入学など、進路の幅も広くなります。
 高専での5年間は、勉強も部活も充実しています。体育祭や文化祭などの行事も多く、学年・学科を越えた交流ができます。5年間の中で、かけがえのない仲間との楽しい思い出ができます。私は心から、佐世保高専に入学してよかったと思っています!
 是非、佐世保高専を皆さんの進路の選択肢の1つとして考えてみてください。

 

その他、機械工学科卒業生からのメッセージはこちら

 

《電気電子工学科》

【就職(女子学生)】

◇高専入学後の活動状況

 私は、3年生まで寮生活を送っていました。高専では課題が少ない分、自主学習が必要ですが、寮では毎日静粛時間があり、自分で考えて勉強する力を身につけることができました。高専は、資格取得にも協力的で第二種電気工事士という国家資格にチャレンジした際には、実技試験の練習を一か月間にわたりサポートしていただきました。
 勉強以外では、ビジネスプランコンテストに参加したり、一度引退した水泳に再チャレンジしたり、趣味の楽器の練習に打ち込んだりと、とても充実した日々を送っています。
 現在は、「大気圧プラズマによる防虫管理技術の開発」というテーマで卒業研究に取り組んでいます。

◇後輩へのメッセージ

 電気電子工学科では、「電気・電力」「電子・材料」「情報・通信」と電気について幅広く学ぶことができ、さらに、週に一度の実験実習では、自らの手で回路を組み、動かし、考察することで、座学で学んだ内容の理解をより深めることができます。また、電気の基礎から最先端の技術まで幅広く学ぶため、自分がチャレンジしたいこと、将来やりたいことを見つけることもできます。
 電気は私たちの生活になくてはならないものです。そのため、様々な企業から求人をいただいており、自分の得意なこと、興味がある仕事に就くことができます。私は、自動車に興味があって高専に入学しましたが、電気を学んでいるうちにFA(Factory Automation)業界に興味を持ち、来年からはFAを支えるロボット関係の仕事に就く予定です。
 高専生は勉強漬けだと思われがちですが、自由な時間もとても多く、体育祭や文化祭、年に2回の球技大会など、楽しいイベントも盛りだくさんです。
 ぜひ皆さんも、自由な時間が多く、専門的な分野を幅広く学べる高専でじっくり将来のことを考えながら充実した高専生活を送りましょう!

 

【進学(男子学生)】

◇高専入学後の活動状況

 勉強について、中学生の頃の私は、「高専の勉強は難しいんだろうな・・・」という先入観がありました。そのことを心配している人は少なからず居ると思います。
 実際は、ごく稀に理解に苦しむものがありますが、ほとんどの内容は何とかなります。入学当初は、あまり勉強について悩んだことはありませんでした。もしもの場合でも、放課後学習会というものが実施されているので、心配はいりません。
 部活動については、硬式テニス部に所属していました。授業が16時頃に終わるので、そこから2時間程度、部活に励んでいました。

◇後輩へのメッセージ

 佐世保高専は、自分の好きなこと、興味のあるものにどんどんチャレンジできる環境であることが魅力だと思います。
 私は、もともと電気に興味を持っていたことがきっかけで、佐世保高専の電気電子工学科への進学を決めました。入学した当初は、特にこれといった活動は行っていなかったのですが、高学年になるにつれて、様々なコンテスト等への参加を積極的に行うようになり、4年次には3つのコンテストに参加しました。
 これらのコンテストを通じ、私は様々な事を学び、そして自身の技術の向上につなげることができました。また、コンテストでは上位の成績を残すことができたので、このことがまた次のことにチャレンジする原動力にもなっています。
 高専は、学生の「やりたい!」を全力でサポートしてくれる学校です。もし何かやってみたいことがあったりすると、先生や先輩方がご指導くださいます。みなさんも、自分のやりたいことを見つけたり、夢を叶えたりしてみませんか。

 

その他、電気電子工学科卒業生からのメッセージはこちら

 

《電子制御工学科》

【就職(女子学生)】

◇高専入学後の活動状況

 私は、長崎工業高校を卒業後、佐世保高専の4年次に編入してきました。高専では、専門科目や数学など高度な内容を早いうちから学んでおり、高校で学んできた内容とのギャップを埋めるため日々勉強に励んでいました。勉強で分からないところは、周りのクラスメートや先生に質問しやすい環境にあるので、安心して過ごすことができました。
 また、自主的に英語や工業系の資格取得のための勉強にも取り組みました。取得した資格は就職活動にも大いに役立ち、自分のスキルとして自信に繋がりました。
 現在は、卒業研究で「産業用ロボットを簡単に使用できるようにするためのソフトウェア開発」というテーマの研究に取り組んでいます。

◇後輩へのメッセージ

 佐世保高専では、5年間を通して将来ものづくりの基盤を支える技術者としての力を養います。大学受験が無く、低学年の早い段階から大学レベルの内容を学ぶことができ、専門分野の実験や実習が多く、実践的な専門知識も身に付きます。
 また、高校と比較して多くのことが学生に委ねられるため、自主性が求められます。文化祭や体育祭も学生主体で行われ、毎年とても楽しいイベントになっています。
 就職については、例年多くの求人が来ています。就職活動時のサポートも手厚く、就職率はほぼ100%です。
 佐世保高専には、自分から行動を起こせば様々な経験ができる環境が整っています。是非、佐世保高専への進学を考えてみてください。

 

【進学(男子学生)】

◇高専入学後の活動状況

 高専入学後は、学校の勉強と並行して海外研修や技術系のコンテストに積極的に参加していました。高専は5年制ということもあり、下級生の間は時間に余裕があるので、ハッカソンやインターンシップ、海外研修など沢山のイベントに参加することができました。学校内の活動についても、選挙管理委員、文化祭実行委員といった組織の中で働くことで、自身の成長につながったと感じます。4年次には選挙管理委員長を務め、組織を動かす難しさを体験することができました。
 勉強に関しては、学科の成績を維持しつつ、興味のある数学、英語の勉強を個人的にしていました。編入試験に向けた勉強は3年生の終わり頃から始め、無事第1志望の大学に合格することが出来ました。

◇後輩へのメッセージ

 みなさんは「高専」と聞いてどのようなイメージをお持ちになりますか?
 僕の勝手な予想ですが、“工業系の学校で、何故か5年通うよく分からない学校”というイメージを持たれる方が多いと思います。僕も中学生の頃はそんなイメージを持っていました。実際普通高校とは全く違う種類の学校で、学生も変わり者が多いと感じます。しかし、そこが高専の良いところです。中学校では浮いてしまうような人でも、この学校なら大丈夫!それだけは断言できます。
 高専の最大の魅力は、“チャレンジする姿勢を応援する雰囲気”にあると思います。同級生にも、学校の勉強と並行して興味のある分野の勉強をしている学生が多くおり、寮生活の中でその姿を間近に見ることができます。このような環境に身を置くことで得られる刺激は、高専特有のものであると感じます。“学校の勉強以外にもやりたいことがある”、“専門分野に興味があって勉強してみたい”という人は高専を視野に入れてみてはいかがでしょうか。きっと有意義な5年間を送ることができると思います。

 

その他、電子制御工学科卒業生からのメッセージはこちら

 

《物質工学科》

【就職(女子学生)】

◇高専入学後の活動状況

 私は、入学当初から学業を中心に取り組んでいます。高専では専門的な分野を学び、中学校で学ぶことよりも難しくなり、大変だと思うことも多々あります。しかし、中学生の時と同じように、毎日の授業の復習をする、友人と相談する等をして楽しく勉強を続けることができました。また、就職してから学んだことを直接活かすことができるためしっかりと勉強しようという気持ちになりました。
 そして、私は5年間学寮「西雲寮」で生活をしています。学寮では寮の役員「寮生会」として1年半活動しました。その活動や普段の生活を通じて、他の学年の方々と関わることができました。また、学校から近い距離にあるため勉強の時間をしっかりと確保することができています。15歳で親元を離れて生活をすることは不安もありましたが、寮に入って良かったと思っています。

◇後輩へのメッセージ

 皆さん、中学校生活は謳歌していますか。あっという間に3年間が過ぎようとしていると思います。私の高専生活もあっという間に過ぎようとしています。むしろ中学校の3年間より、高専生活の5年間のほうが早く感じるほどです。それくらい、高専生活は勉強もイベントも充実しています。
 勉強面では、普通高校とは異なり、社会や国語の授業が少なく、数学や専門科目が多いのが特徴です。また、実験・実習が多く、手を動かすことが好きな人はとても楽しく取り組むことができると思います。
 イベントは毎年多く開催しています。球技大会・文化祭・体育祭等です。クラスが団結して、球技に取り組んだり、出し物を考えたりと、とても楽しいイベントばかりです。
 専門的な学習をしたい!実験や実習をしたい!という方は是非佐世保高専を進学の選択肢のひとつとして考えてみてください。

 

【進学(女子学生)】

◇高専入学後の活動状況

私は寮生活を送っています。寮は生活面・学習面の環境が整っており、快適に生活することが出来ます。勉強する時間が設けられており、日頃から自主的に学習を行う習慣を身につけることが出来ました。友人や先輩も近くにいるため、困ったことがあればすぐに相談できることも強みだと感じます。
 学校生活では、2年生から学生会に所属しています。現在は副会長を務めています。先輩や他学科の人との交友関係を広げられるだけでなく、先輩方から様々な意見を聞くことで自分の進路について、深く考えることができました。
 高専はクラス替えがなく、5年間同じメンバーで過ごします。学校行事の際にはクラス全員が一つの目標に向かって努力し絆を深め合いました。また、普通高校と比べて春休みや夏休みの期間が長いため、資格試験やTOEIC にも積極的に挑戦しました。

◇後輩へのメッセージ

 「高専に入学すると一つの分野の道にしか進むことが出来ない」と思っている人がいるのではないでしょうか。また、「将来就きたい職業は決まってないけど、ただ理科が好きだから・・・」という人もいるかもしれません。私もその一人でした。私が高専に入学して感じたことは、進む道は一つではなく、多くの選択肢の中から自分が本当に興味のある分野を見つけることが出来るという事です。物質工学科では大まかに化学系と生物系を学びます。そこからさらに細かい分野を学ぶことが出来ます。実際に実験を通して学習することで学ぶ意欲が増し、深く追求したいと思える分野に出会うことが出来ます。
 勉強に関して不安に思うことがあるかもしれません。しかし、先生方は学生が理解するまでいつでも優しく教えてくれます。先輩方も近くにいます。日頃からコツコツ勉強を行っていれば不安に思うことはありません。
 高専は学校行事も盛んに行われます。体育祭や文化祭、球技大会など学生が盛り上がるイベントが多く開催されます。他学科や他学年の人との交流を積極的に行うことで人との輪を広げ、さらに楽しい学校生活を送ることが出来ます。
 佐世保高専は勉強だけではなく、幅広い交流と多くのイベントで楽しい学校生活を送ることが出来るという魅力があります。

 

その他、物質工学科卒業生からのメッセージはこちら