学科紹介

基幹教育科

基幹教育科案内(基幹教育科ホームページはこちらへ)

優秀な実践的技術者の育成を目標とする高専教育において、基幹教育科は専門基礎科目としての役割とともに、深い人間性を有する優秀な技術者を育てるための教養科目としての性格も併せ持っている。このような教育目標を実現するため、1年生から専門科目に親しみ、高学年になるにしたがって専門科目の割合を増やしていく、いわゆる「くさび形カリキュラム」を実施している。このカリキュラムの長所を最大限に生かすため、教養、基礎専門および専門科目のバランスのとれた科目構成を行っている。

学寮や自宅での自学自習の習慣づけなどによって、入学後なるべく早期に、「覚える」学習から「考える」学習に切り替えることを重視している。3年生までに想像力・創造力の基礎を培わせ、それを4、5年生で科学的想像力・創造力に高め、その実現へ向かう行動力・実践力が培われるようにしている。このような特色を持つ基幹教育によって、心身ともに調和のとれた人格形成と、日進月歩する現代科学技術に対応しうる、より密度の高い基礎的知識の修得を目指している。

基幹教育科では、グローバル化時代の個性的で創造性豊かな実践的技術者としての素養を養うために、次の教育目標を掲げる。

 

 1 人文・社会・保健体育系科目を充実し、心身ともに豊かな人間性と倫理観を育成する。
 2 理数系科目では実験・実習の体験的学習を重視し、理論と実践に導かれた創造性と実践力を育成する。
 3 日本語・英語教育を充実し、国際的に活躍できる技術者としてのコミュニケーション・プレゼンテーション能力の向上を図り人間力を育成する。
 4 「くさび形」教育課程の長所を活かして、専門科目との連携・融合を図り、専門科目学習への動機づけを推進する。