機械工学科一日体験入学「ものづくりのA to Z」
- 日 時:平成25年10月12日(土) ※8:30から受付を開始します。
- 場 所:佐世保高専 ※全校イベントの一環です。
- 対 象:中学3年生(2年生でも可)、保護者及び中学校の先生
- 日 程:別紙の「一日体験入学時間割(pdf)」をご覧ください。
- 定 員:400名(1班40名の計10班)
- 申 込 期 限:平成25年9月13日(金) ※定員になり次第締め切ります。
- 申込問合せ:
- 〒857-1193 佐世保市沖新町1番1号 佐世保高専学生課入試担当
- 電話 0956-34-8428 / FAX 0956-34-8425
全校イベントのため、詳細は本校HPをご覧ください。
「ものづくりのA to Z」
私たちは、自転車・飛行機・船などの乗り物や、携帯電話・コンピュータ・液晶テレビなど様々な「もの」に囲まれて便利な生活をしています。
機械工学は、「もの」を作るための基礎となる重要な学問です。
しかし、「もの」をつくるためには、いろいろな手順を踏む必要があります。
機械工学科一日体験入学では、「ものづくりの A to Z(初めから終わりまで)」 として、3つのテーマを用意しています。ものづくりの一連の流れを見学・体験して、楽しみながら機械工学科での学びのイメージをつかんでください。
ステップ1:「もの」を設計(デザイン)する
どのような「もの」をつくりたいのかを設計図として製図します。
1, 2年生の「設計製図」という授業で、ドラフターと呼ばれる道具と、定規と鉛筆を使って図面を描く方法を学びます。3年生の「ものづくり総合実習」という授業では、コンピュータ上で 2D CADや3D CAD とよばれるソフトウェアを使って図面を描く方法を学びます。
一日体験入学では、 3D CAD の体験をします。
ステップ2:「もの」を加工(マシニング)する
図面として描いた設計図にもとづいて、金属の塊から部品を作りだします。
ラジアルボール盤は、ドリルという工具を使って、工作物に穴を開ける工作機械です。旋盤は、バイトという工具を使って、工作物を回転させて円筒形状に切削する工作機械です。フライス盤はエンドミルという工具を回転させ、工作台上に固定した工作物を平面にしたり、溝を掘ったりする工作機械です。
1, 2年生の「機械工作実習」や3年生の「ものづくり総合実習」という授業で、これらの機械を使って実習を行い、工作機械の操作方法を学びます。また、3,4年生では「機械工作法」という授業で、機械工作に必要な知識を学びます。
一日体験入学では、これらの工作機械で機械加工を行っている様子を見学します。
ステップ3:「もの」を制御(コントロール)する
設計図通りに部品を組み立てた後は、「もの」を思い通りに動かす事が大事です。
「ものづくり」は、作っておしまい、ではありません。きちんと思い通りに動かすことが、とても大事です。また、そのためには、とても多くの知識を必要とします。
3年生以降で、「材料力学」「流体力学」「熱力学」「機械力学」という基礎となる授業と、「制御工学」「メカトロニクス」」「電気工学」「機構学」などの応用的な授業で、それらの知識を習得します。
一日体験入学では、複雑なコースをたどる(トレースする)車の制御を体験します。