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令和4年度

本校教員のAI解析に関する研究成果を活用した製品「砥面観察装置 GRIDE EYE」が、JIMTOF2022(第31回日本国際工作機械見本市)において発表されました

本校電子制御工学科 川下智幸教授、坂口彰浩教授の砥石作業面のAI解析に関する研究成果を活用した製品が、株式会社ナガセインテグレックスから製品名「砥面観察装置 GRIDE EYE」として、JIMTOFF2022(第31回日本国際工作機械見本市)において発表されました。なお、世界的にも初の計測システム技術を搭載した製品として来春より販売される予定です。
また、併せて行われたIMEC2022(第19回国際工作機械技術者会議)にて、「AI(ディープラーニング)を用いた機上計測による砥粒加工解析の深化」の研究発表も行いました。

 

研究内容:
「研削加工」は高精度な仕上げ面が実現できる加工法として普及しています。
その研削加工は、砥石作業面(以下、砥面)に固着されている砥粒が被削材を微小量ずつ削り取るため、砥面の状態が加工精度や加工効率に大きな影響を与えます。特に、加工過程においては、削り屑などが砥粒間に詰まる目詰まりが発生するなど、砥面の状態が劣化していくため、高い加工精度や加工効率を保つためには適切なタイミングでドレッシングを行わなければなりません。しかし、自動化された加工工程では、決められた研削量を超えると砥面の状態に関わらずドレッシングが行われることになり非効率であるため、ドレッシングのタイミングは熟練技能者の経験や勘に頼っているのが現状です。
本研究では、ドレッシングの良否・タイミングを定量的に判断することを目的に、砥石作業面画像を機上計測(NC工作機械に機能付加)することで加工過程における砥面の変化形態をディープラーニング(AI)により解析・評価する計測システムになっています。
熟練技能者の多くは高齢であり、優れた技能の消失を防ぐためにも、これらの研究は、ますます重要になっています。

 

開催JIMTOFF2022(第31回 日本国際工作機械見本市)
2022年11月8日(火)~11月13日(日) 東京ビッグサイト(東京国際展示場)にて